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【書評】感情を整える

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本日の1冊

タイトル:感情を整える ここ一番で負けない心の磨き方感情を整える1
著者:桜井章一

感情を整える2

概要

損か得かではなく、気持ちがいいかよくないか、楽しいか楽しくないか、好きか嫌いか、そんな感情をもっと優先させながら行動していけばいいと思う。
お金とモノを豊かにする生活ではなく、感情を豊かにする。豊かな感情は生活や人生そのものを豊かにし、あなたの可能性を大きく広げていくだろう。

ポイント

感情を活かす技術


“人工の感情”は心にトラブルを起こし、“天然の感情”は心を健やかにする

感情こそ理性や知性よりも数段も重要だ。理性や知性よりも、感情のほうが「自然」に近いところにあるものだからだ。
会社の内でも外でも生の感情を出す機会はほとんどない。
素直な生の感情というのは、人の心をとらえて離さない強い力をもっている。

感情は川のように流せ

マイナスの感情を減らそうと思えば、人工的な感情を素の感情に戻していけばいい。日々ストレスを感じやすい人は、このように天然の感情の表現が思うようにできない環境で生きていることを、まず自覚すべきではないだろうか。感情は本来、川のように流れるべきものだ。感情の流れがいいのは感情の整理が上手ということ。
感情の整理がうまい人は、マイナスの感情が生じたらプラスの感情を入れて薄めるとか、切り替えを早くしていつまでも引きずらないといった工夫が自然にできる。
心のなかもさまざまな感情で乱雑に散らかっていれば、部屋の掃除や整理と同じで、ちゃんと掃除をしたり、整理をするべきなのだ。整理されることで感情はまた本来の活きのよさを取り戻すことができる。

情緒不安定と表現下手の直し方

損得の感情ばかりしている「勘定生活」は、得はするかもしれないが、断じて人生の心地よさとは無関係である。
かたや、天然の感情を素直に出す「感情生活」は、損得を超えて気持ちのいい豊かな人生を導くはずだ。その意味でわれわれはもっと豊かに生活することを大事にしていくべきだと思う。

目をよく見ればほんとうの感情がわかる

相手がどんな感情をもっているか、それが天然の感情なのか、人工的な感情なのか、そうしたことを判断するには目は最適な場所なのだ。口では感情をいくらでも偽れるが、目だけは絶対にそれができないのである。

人を最後に動かすものは「理」ではなく「情」

じつはいまだに人々の行動を最後に決定づけるのは情であることが少なくないのである。情は理に勝つ。そのことは忘れてはいけないと思う。

感情を整理する


理性を捨てて、好き嫌いで生きよ

好き嫌いの感情を抑えて理性で行動をコントロールするのは、けっして立派なことではない。幸せな人生をおくるには、私たちは好き嫌いの感情にもう少し素直になってもいいのである。奇跡を起こすのは、好きという感情だ。

バカな人間になったほうが勝ち

不安をなくしたければ人を喜ばすことを心がけよ

1.「経済的に苦しい」「病気が心配だ」「人間関係がうまくいかない」など、はっきりした理由がある不安
具体的な行動してそれでもうまくいかないときは、「自分にはこれ以上のことはできないんだから、これでいいんだ」と、いい意味であきらめることである。

2.いまは大丈夫だが、将来どうなるかわからないという不安
一日先のことですら、ほとんどわからないことだらけなのだ。無常に変化し続ける世界に生きている限り、将来のことは予測できない。それゆえ先のことをあれこれ考えて不安になるのは意味のないことだ。

3.いまもっているものを失う不安
「得れば失い、失えば得る」というのが人の世の常だ。得たものへの執着をいかに減らすかが、この手の不安解消の鍵を握っている。

4.死への不安
死はそんな大層なものでなく、日常のなかで起こるふつうのことと思えばいいのではないだろうか。たとえば飯を食ったり、風呂に入ったり、歯を磨いたり、トイレにいったりするのと同じ延長戦上に、日常の一つの営みとしてさりげなくあると思ったらいいのだ。それ以上のものでもそれ以下のものでもないと思う。

損得で動くより、気分よく生きよ

こっちを選ぶと得だとか、頭で計算して前へ進むより、感覚が気持ちいいというほうに進んだほうが、ほんとうは気分よく生きられるはずだ。

素の感情が人生を好転させる


感情から力を抜くと、ニュートラルで無敵になる

感情に力が入っているかどうかということを考えたとき、好むにしろ、怒るにしろ、悲しむにしろ、願うにしろ、感情にはどこか力みが入っているものが少ないことに気付く。
マイナスの感情でもそこから力みを抜けば、気持ちがマイナスに引っ張られなくなる。
ニュートラルな感覚の領域には、喜びも怒りも哀しみも楽しみも一切の感情が消えているようで、同時にすべての感情の芽が含まれているような不思議さがある。感覚がニュートラルな領域に入ったとき、人には常識を超えた強さが出てくる。

感情を整える


折れない心をつくる


悲しいときは素直にその感情に身をゆだねろ

悲しいときは素でその感情を受ければいい。素直に悲しさを感じることができれば、人の悲しさをもまた素直に感じ、思いやることができる。感情というものは自然に変化していくものだから、素で悲しさを感じていれば、やがてそれは悲しさ一色ではなくなり、そこに怒りや喜びなど別の感情が少しずつ混じってくる。
深い喪失感というものは簡単に埋まるものではない。そんなときもやはり、素直に悲しさを受け入れ、時間をゆっくりかけて感情が変わっていくのを待つしかないと思う。どんなものごとにも「終わり」がある。「終わり」は寂しいし、ときには悲しいものだ。だが、見方を変えれば「終わり」は、また新たな「始まり」なのである。

「失う練習」を重ねて喪失感に強くなれ

失うものは目に見える形でいつもはっきりしているわけではない。むしろ気付かないうちに失っているもののほうが多かったりする。それに気付くかどうかでその人の生き方は大きく変わってくるだろう。

あきらめるとはいい決断をすることである

人生にはあきらめたほうがいいものと、あきらめないほうがいいものの二つがある。あきらめるという言葉には後ろ向きな響きがあるが、じつは決断するとか、切り替えるとか、見切るとか、執着を捨てるといったかなり積極的な意味合いをもつ言葉なのだ。

人生の幸せは、天然の笑いをどれだけつくれるかで決まる もしこの世に幸せをはかるモノサシがあるとすれば、それは人生において天然の笑いがどれだけあったかで決まるのではないだろうか。楽しくなければ人生じゃない。

平常心で生きる


泣けば感情の整理ができる

男だって泣きたいときは、泣いてしまえばいい

経済合理主義や効率主義で生きてはいけない

心には温度がある。一番いい心の温度とは、熱くもなく冷たくもない適度な温度をもっていることである。「心温かきは万能なり」ということを私はよくいうが、適度な温かさをもった心というのは力をもっている。心が適温をもっているときは、気持ちが落ち着いて心地いい。あなたの心の温度はいまどのくらいだろうか。

まとめ

どうしても損得勘定で動きがちであるが、もっと感情に素直になることが生活を豊かにする。もっと好き嫌いに素直になってみる。また、「人を最後に動かすものは「理」ではなく「情」」。情は理に勝つ。そのことは仕事でもプライベートでも意識していきたいと思う。感情を整理し、もっと感情に素直に生きること。それが人生を豊かにすることである。

1読書1アウトプット

損得勘定ではなく、感情を優先させてみる

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