人生観

【書評:良書】生き方―人間として一番大切なこと

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本日の1冊

タイトル:生き方―人間として一番大切なこと生き方
著者:稲盛和夫

生き方2

概要

日本航空取締役名誉会長の稲盛和夫さんのロング・ミリオンセラー。大きな夢をかなえるために、たしかな人生を歩むために、もっとも大切なこととは何か?生き方、働き方について考えさせられる1冊。

ポイント

プロローグ


魂を磨いていくことが、この世を生きる意味

昨日よりましな今日であろう、今日よりよき明日であろうと、日々誠実に努める。その弛まぬ作業、地道な営為、つつましき求道に、私たちが生きる目的や価値がたしかに存在しているのではないでしょうか。

人生の真理は懸命に働くことで体得できる

自分がなすべき仕事に没頭し、工夫をこらし、努力を重ねていく。それは与えられた今日という一日、いまという一瞬を大切に生きることにつながります。一日、一日を「ど真剣」に生きなければならない、と私はよく社員にもいっていますが、一度きりの人生をムダにすることなく、「ど」がつくほど真摯に、真剣に生き抜いていく-そのような愚直なまでの生き様を継続することは、平凡な人間をもやがては非凡な人物へと変貌させるのです。

自己を厳しく律しつづける「王道」の生き方をせよ

人間として正しい生き方を志し、ひたすら貫きつづける。それが、いま私たちにもっとも求められていることではないでしょうか。それこそが、私たち一人ひとりの人生を成功と栄光に導き、また人類に平和と幸福をもたらす王道なのです。

思いを実現させる


寝ても覚めても強烈に思いつづけることが大切

つまり、心が呼ばなければ、やり方も見えてこないし、成功も近づいてこない。だからまず強くしっかりと願望することが重要である。そうすればその思いが起点となって、最後にはかならず成就する。だれの人生もその人が心に描いたとおりのものである。思いはいわば種であり、人生という庭に根を張り、幹を伸ばし、花を咲かせ、実をつけるための、もっとも最初の、そしてもっとも重要な要因なのである。
不可能を可能に変えるには、まず「狂」がつくほど強く思い、実現を信じて前向きに努力を重ねていくこと。それが人生においても、また経営においても目標を達成させる唯一の方法なのです。

運命は自分の心次第という真理に気づく

たしかに運命というものは、私たちの生のうちに厳然として存在します。しかしそれは人間の力ではどうにも抗いがたい「宿命」なのではなく、心のありようによっていかようにも変えていけるものです。運命を変えていくものは、ただ一つ私たちの心であり、人生は自分でつくるものです。

努力を積み重ねれば平凡は非凡に変わる

いまこの一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが一週間、一か月、一年となって、気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていた-というのが、私たちの人生のありようなのです。

毎日の創意工夫が大きな飛躍を生み出す

安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。夢を現実に変え、思いを成就させるのは、そういう非凡なる凡人なのです。
昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、のちに大きな差となって表れてくる。けっして通い慣れた同じ道を通らないということが、成功に近づく秘訣なのです。

つねに「有意注意」の人生を心がけよ

集中力とは、思いの力の強さ、深さ、大きさから生み出されてくるものです。事をなすには、まずかくあれかしと思うことがその起点となるといいました。その思いをどれだけ強く抱き、長く持続して、実現のために真剣に取り組めるか。それがすべての成否を分けるのです。

あふれるほどの夢を描け、人生は大飛躍する

私たちはいくつになっても夢を語り、明るい未来の姿を描ける人間でありたいものです。夢を抱けない人には創造や成功がもたらされることはありませんし、人間的な成長もありません。なぜなら、夢を描き、創意工夫を重ね、ひたむきに努力を重ねていくことを通じて、人格は磨かれていくからです。そういう意味で、夢や思いというには人生のジャンプ台である。

原理原則から考える


迷ったときの道しるべとなる「生きた哲学」

判断を積み重ねた結果がいまの人生であり、これからどのような選択をしていくかが今後の人生を決めていくのです。 したがって、その判断や選択の基準となる原理原則をもっているかどうか。それが、私たちの人生の様相をまったく異なったものにしてしまうのです。

世の風潮に惑わされず、原理原則を死守できるか

原理原則に基づいた哲学をしっかりと定めて、それに沿って生きることは、物事を成功へ導き、人生に大きな実りをもたらします。しかし、それはけっしておもしろおかしい楽な道ではありません。
損をしてでも守るべき哲学、苦を承知で引き受けられる覚悟、それが自分の中にあるかどうか。それこそが本物の生き方ができるかどうか、成功の果実を得ることができるかどうかの分水嶺になるのではないでしょうか。

知っているだけではダメ、貫いてこそ意味がある

何事も「言うは易く行うは難し」で、実行していくのは容易なことではありません。それだけに原理原則は、それを強い意志で貫かなくては意味がないのです。

ただいま、このときを必死懸命に生きる

「今日を完全に生きれば明日が見える」。
まさに自然界では、すべての生物が与えられた時間、限られた一瞬一瞬を、精いっぱい、ど真剣に生きているのです。 「いま」を必死懸命に生きることで、小さな生命を明日へとつなげている。であれば私たち人間も草花に負けず、一日一日をないがしろにすることなく、ど真剣に生きていかなくてはなりません。

自分に打ち勝ち前に進め、人生は大きく変わる

仕事がいやでしかたがないと感じても、もう少しがんばってみる。腹をくくって前向きに取り組んでみる。それが人生を大きく変えることにつながるのです。
どんなときでも愚直なまでに真剣に物事に取り組み、真正面から困難にぶち当たっていく。それが、成功するための唯一の方法であり、私たちが日々心がけるべき原理原則といえます。まじめ、ど真剣、懸命に仕事をする-こういってしまうと平凡に聞こえるかもしれません。しかし、その平凡な言葉にこそ、人生の真理は隠されているのです。

心を磨き、高める


つねに内省せよ、人格を磨くことを忘れるな

正しい生き方とは、けっしてむずかしいことではないはずです。子どものときに親から教わった、ごく当たり前の道徳心-嘘をつくな、正直であれ、人をだましてはいけない、欲張るな-そういうシンプルな模範の意味をあらためて考え直し、それをきちんと遵守することがいまこそ必要なのです。

心を磨くために必要な「六つの精進」

①誰にも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省ある日々を送る
日々の行動や心のありようを点検して、自分のことだけを考えていないか、卑怯な振る舞いはないかなど、自省自戒して、改めるように努める。
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
善を行い、他を利する、思いやりある言動を心がける。そのような善行を積んだ人にはよい報いがある。
⑥感性的な悩みをしない
いつまでも不平をいったり、してもしかたのない心配にとらわれたり、くよくよと悩んだりしてはいけない。そのためにも、後悔をしないくらい、全身全霊を傾けて取り組むことが大切である。

労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう

人は仕事を通じて成長していくものです。自らの心を高め、心を豊かにするために、精いっぱい仕事に打ち込む。それによって、よりいっそう自分の人生をすばらしいものにしていくことができるのです。

利他の心で生きる


世のため人のためなら、すすんで損してみる



宇宙の流れと調和する


結果を焦るな、因果の帳尻はきちんと合う

因果が応報するには時間がかかる。このことを心して、結果を焦らず、日ごろから倦まず弛まず、地道に善行を積み重ねるよう努めることが大切なのです。

人のあるべき「生き方」をめざせ、明るい未来はそこにある

宇宙に存在する森羅万象はすべて、大きな宇宙という生命の一部なのであり、けっしておのおのが偶然に生み出されたものではない。どれ一つとっても宇宙に必要だからこそ、存在しているのです。
そのなかで、人間はより大きな使命をもってこの宇宙に生かされていると私は考えます。知性と理性を備え、さらに愛や思いやりに満ちた心や魂をも携えて、この地球に生み出された-まさに人間には「万物の霊長」として、きわめて重要な役割が与えられているのです。したがって、私たちはその役割を認識し、人生において努めて魂を磨いていく義務がある。生まれてきたときより、少しでもきれいな魂になるために、つねに精進をかさねていかなければならない。それが、人間は何のために生きるかという問いに対する解答でもあると思うのです。
一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高め続けること。すなわち、そのような当たり前のことを一生懸命行っていくことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に、人間としての「生き方」はないように思えます。

まとめ

あふれるほどの夢を描き、努力を重ねていく。安易に近道を選ばず、一歩一歩、一日一日を懸命、真剣、地道に積み重ねていく。そういった生き方をしていきたいものである。また、人間として正しい生き方を志し、ひたすら貫きつづける。子供たちに模範となるような生き方をしなければならない

1読書1アウトプット

あふれるほどの夢を抱く

-人生観

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