思考 書評

【書評】大局観:羽生善治

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本日の1冊

大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

ポイント

大局観


リスクを取らないことは最大のリスクである

守るべきものが増えてくると、若い頃のようなチャレンジ精神や知的好奇心は失われ、リスクを取るのを厭うようになるというパラドックスも抱え、停滞が始まる。
リスクにきちんと正面から向き合い、リスクに伴う恐怖や不安に打ち克つことが、永続的にリスクを取り続ける王道だと、私は思っている。

ミスをどうやってリカバリーするか

もしもミスをしてしまったら、どうすればいいか。答えは二つある。一つは悔やんでも仕方がないので、それまでのことはすべて無にして、「自分の将棋は次の言ってから新たに始まる」と思うことだ。もう一つは忘れることだ。
これがいちばんの策と言えるだろう。
将棋に限らず日々の生活の中でも、一つの選択によって極端にプラスになるわけでもないし、取り返しのつかないマイナスになるわけでもない。地道にプラスになるような小さな選択を重ねることで、いつか大きな成果に至るのではないかと思っている。

練習と集中力


繰り返しの大切さ

何かに上達したいなら、「繰り返し」をすることがとても大切だ。
信念を貫き、楽な道を選ばないことが、自分のスタイルを崩さないための数少ない方法の一つではないか。
「千里の道も一歩から」というように、一つ一つの小さな積み重ねによって目標に到達できるのではないか、そして、その繰り返しのなかにこそ大きな真理があるのではないかと、私は考えている。

理論・セオリー・感情


ブラック・スワン(誰も予想しない出来事の象徴)

予想もしないような突発的なことが起きた時こそ、真価が問われるのではないかと思っている。
「時代の先を読む眼」とは、表面的な出来事を見ることではなく、水面下で起きているさまざまな事象を注視することだと思っている。当たり前と思える前提があっけなくくずれてしまうことは、よくある。
ブラック・スワンの存在を予想するのは難しい。しかし、“野生のカン”があれば、ありえない事象や、誰も予測できないような出来事にも対応できると信じている。再び“野生のカン”が必要な時期に来ている。私にはそう思えてならない。

まとめ

永世7冠を達成した羽生善治さんの「大局観」。やはりトップにいる方の考え方は参考になることが多い。リスクに正面から向き合うこと、ミスのリカバリー方法、繰り返すことの大切さ。仕事においてもプライベートにおいても考え方を参考にすべき考え方である。

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