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【書評】ビジネスマンのための「発見力」養成講座

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本日の1冊

ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)ビジネスマンのための「発見力」養成講座1
ビジネスマンのための「発見力」養成講座2

ポイント

はじめに


人は何万回見ても、見えないものは見えない。
発見力も発想力も、基本は同じ。他の人には見えていないものを見る力だ。
より正確に言うと、「見える力」。

関心を持てば、ものは見える。
仮説を立てれば、ものは完全に見える。

見えているようで、何も見えていない

思い込みの罠

気にしていれば、ものは見える。「思い込み」があると、ものが見えなくなる。
目に入ってくるものを選んで見る、というか、あらかじめ見ようと決めたものだけが「見える」のだ。

見えているつもりになっているだけ!?

見える力の大原則
①気にしていると、ものは見える
②思い込みがあると、ものは見えない
③人は、自分に必要なことだけを選んで見ている
④人は、本当に必要なことを見ていないことも多い

関心と仮説でものが見える

まずは関心、次に仮説(関心→疑問→仮説→検証)

仮説とは「基準」。その「基準」や「仮説」がわたしたちの「見える力」を決定している。

同僚が髪を切ったのに、いち早く気づくには?

月曜日にだけ、特に注意して見ること。働いている場合、会社のあとで行くのはちょっと難しい。

仮説を立てるポイントは関連づけ!

関心を持ったことと、これまで自分で経験したことや他の関心のある事柄と関係づけができないかを考える。
全体像を推測しうる1点をみつける。ある1点を見ることによって、その全体像が分かるような仮設が立てられると、ものの見え方はずいぶん違ってくる。
また、消えてしまったもの、なくなったものに注目するという1つの技がある。消えてしまったものに注目していくと、別の角度からモノが見えるようになる。

金のロレックスをはめている社長の会社は儲かっているか?

仮説はときに誤った「レッテル」となってしまいがちで、そうすると、かえってものが見えなくなってしまう。

こうすればものが見えてくる!

①分解してポイントを絞ってみる
②消えていったものにも注目する
③疑問・不思議に思ったことの理由を考える
④全体を推測しうる1点を見つける
⑤先入観を疑う

見える力を養う方法

他のひとより少しよけいに勉強する

①物事を根幹の部分から考える
いろんな情報を積み重ねると同時に、1番根幹から物事を掘り起こしていくと、それは何なのか、ということに なって、違うものが見えてくる。物事を根底から考える人にだけ見えていることというのは、実に驚くほど たくさんある。頭を鍛えれば分かる。
ところが、頭を鍛える前に記憶力で勝負しようとするから、本質的なところが見えてこない。深くものを考える 習慣をきちっとつけておけば、ものは自然と見えてくるようになる。
②「道具」を使いこなす
③知識を蓄え、結びつける
人よりものが見えるようになるには、人よりたくさん勉強し、知識や道具の引き出しを増やしていくことが必要。必要なときに、その引き出しのどれを、いくつ開けられるか、どのように組み合わせて使えるか、というのが、人のものの見え方を決定する。
どこまで真剣に、切羽詰まって、解決策を求めているか。

新聞を読む

①毎朝、前から順番に新聞を読む
新聞は、ものが見えてくるための知識の引き出しの宝庫。
人は関心のあることしか、目に入らない。だとしたら、関心の幅を広げること。
②経済統計で定点観測をする・仮説を検証する
③ポイントを絞って経済統計を読み込む
関連のない数字の関係性が見えてくる。点が線になり、線が面になり、最後は立体になっていく。これも、単に 数字をみるだけでなく、仮説を立てて、それを組み立てていくことによって見えてくる。
数字の見方
・時系列で見る
・関連性の仮説を立てながら見る
④複数のデータを、その関連性を推測しながら見る
⑤仮説を持って、新聞や情報を読む
プロは仮説を持っている。だから、必要な数字や記事が自然に目に飛び込んできて、ふつうの人には見えない ものを見ることができる。
そして見えるから、さらに突っ込んだ仮説を立て、さらにものが見えるようになる。

ふつうのものをたくさん見る

①ノーマルなものをたくさん見る
異常、つまり、病気だけを見ていると、病気か正常かが分からないけれど、ノーマルをたくさん見ていると異常が分かる。
②平凡なものと比較する
対比するものがあったから、その良さが分かる。いろいろなもの、たくさんのふつうのものを見ていることが必要。

問題解決を極める

①問題解決の経験を重ねる
②徹底して行う

関心の幅を広げる・奥行きを深める

①興味のない新聞や雑誌もとりあえず買う
いろいろなことに関心を持っている人ほど、ものが見えやすいもの。「引き出し」が増えるから。
②関心を深める訓練をする
日常の行動のパターンにも工夫が必要。だいたい、知っている道と知らない道があったら知らない道を歩くなど、 ふだんから新しいものにチャレンジしていくタイプの人のほうが、ものがよく見えるもの。
できるだけいろいろなものにふれていくことにより、一見関係がなさそうに散らばっているニュースや数字、 商品の関連性が見える。それが、物事の奥行きを見ることになり、ものを見る力を養う。
③責任を持つ
責任を責任と感じるとそれに必要なものが見える。真剣さも違ってくる。
④真剣に考えるきっかけをつくる
考える機会が与えられることで、関心は生まれる。感心を持てば、好きか嫌いかどちらかが分かる。つまり、 基準が生まれる。その基準が仮説となり、いろいろなことが見えてくる。

思想を持つ


ものが見える10の小さなヒント

先に要点を知る

先に要点を知るだけで、ものはずいぶん見えやすくなる。

ヒントを先に得る



分解する

自分で見える力を高めたい場合には、全体像を見るとともに、興味のある一部分を特に注意深く丹念に見るようにすると見え方が違ってくる

情報を減らす



気づいたことをすぐメモする



比較する



一部を取り替える



視点を変える



複数で話す



素直になる


まとめ

人は何万回見ても、見えないものは見えない。まさにその通りだと思う。セブンイレブンのロゴが「SEVEN ELEVEn」で最後が小文字であること。今まで何万回と見てきたはずだったが、何も見えていなかった。この本を読まなければ、この先も見えることはなかっただろう。
このように今までも見逃してきたことが多かっただろうと思う。まずは関心を持つこと、仮説を立てること、そして検証すること。見える力を養っていきたい。

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