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【書評】「鎌倉式」投資法で ストップ高連発株が続々見つかる!

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「鎌倉式」株投資法でストップ高連発株が続々見つかる!2

ポイント

この方法ならストップ株連発株を見つけられる!

ストップ高必至の銘柄に先回りする秘訣

そのときどきの相場テーマに乗る銘柄を見つけることであろう。例えば、ここ最近では次のような相場テーマに注目が集まった。
①残留放射性物質の除染
②ビッグデータ
③シェールオイル

企業の実態がズバリと分かる! 鎌倉式修正PER理論

PERを正しく算出できている人は、実はほとんどいない

PER = 株価 ÷ 1株利益
ごく単純な投資指標なのだが、実際には投資家できちんとPERを算出できている人は、実は10人に1人くらいなのではないかと、私は考えている。

ポイント① 「1株利益」は「今期予想1株利益」を使って計算する
株価は、当該企業の半年ないし1年先を予見して動くと言われる。PERも半年ないし1年先の「予想PER」でなければならない。よって、PER産出に使う「1株利益」は、「今期予想1株利益」を使うのが原則である。

ポイント② いつでも「今期予想1株利益」を使っていいわけではない
今が2014年3月31日だったとしたらどうだろう?2015年3月期の予想数字を使うべきなのである。実際には、期末まであと6カ月くらいになった段階から、「今期」と「来期」の両睨みくらいで行くのがよいだろう。

ポイント③ 純利益には「みなし純利益」を用いる
通常、企業の純利益は経常利益の6割程度になっていることが多い。企業が法人税(税率およそ40%)を払うので、大体そうなるわけである。ところが、これが6割ではなく、10割とか3割とかになっている場合が、それなりにある。
特別利益や特別損失が発生するなどして、そうなるのである。特別利益にしろ、特別損失にしろ、こういう場合、結果として異常値となっている純利益の扱いをどうすべきだろうか? PERをそのまま計算してもいいのだろうか?
私が考案し、長年、全投資家に採用を呼びかけているのが、「実質1株利益」という概念である。これは、一律に純利益を経常利益の6割とみなし、これに基づいて1株利益を算出。これを「実質1株利益」とし、その数字を使ってPERを出す、というものである。

ポイント④ 「自己株」には要注意
PER = 株価 ÷ 1株利益
1株利益 = 純利益 ÷ 総発行株数
PERの計算式は上の通りであるが、通常、自己株はこの計算をする際の「総発行株数」の数に含めないのである。

PBRは、副次的な判断に使う程度で十分


「Qレシオ」に再注目しておくと、ご利益があるかも?

PBRは、前述したように1株純資産(PBS)に対する株価の倍率である。保有土地や保有株式の含み益も考慮した「1株純資産」、つまりは「実質1株純資産(RPBS)」が盛んに言われた。
この実質1株純資産に対する株価の倍率を、一般に「Qレシオ」と言う。現状、ほとんどの投資家はこれらの指標に注目していない。独自に数値を算出するなどの一手間をかければ、他の投資家を出し抜くことができるだろう。

ROEはあまり気にしない



基本の「情報収集スキル」をしっかり磨く

情報収集のバイブル『四季報』は定期購読が有利

地域によっては発売日の前日に届くことがある!『四季報』の記載内容に敏感に反応する現在の株式市場では、非常に大きなメリットとなるのは論を待たないだろう。

『四季報』を入手したら、寸暇を惜しんで情報チェック

読み進めるときには、重視しない業種、あるいは足下の業績等の影響を比較的受けない薬品、金融、電気・ガスなどのページは後回しにする。「これは……」という記述を見つけたら赤線を引き、経常利益が大幅増益だったり、会社予想比で四季報予想が大幅に上回る等の場合も同様だ。

「適時開示情報閲覧サービス」では、公開時間に要注目

東京証券取引所(東証)が運営している「適時開示情報閲覧サービス」をフル活用したい。近年では、立ち会い時間中の決算発表や、決算の上方修正・下方修正も珍しくない。このため、情報のリリース時間が正確に分からないと、痛い目に逢うこともある。

決算発表の時間はどう調べる?

自分の注目している企業については、事前に、決算発表の日時を調べておくことも重要だ。各企業の決算発表日までは、ネットで検索したりすれば簡単に知ることができる。その企業のIR担当窓口に直接電話して発表時間を確かめるとよい。

各企業のホームページもチェックが必須

各社のホームページは、いろいろな情報の宝庫だ。だから狙う銘柄が決まったら、その企業のホームページも必ずチェックするようにしたい。なお、各社ホームページでは通常、過去の決算短信も簡単に見ることができる。

関連銘柄を探すには、ヤフーやグーグルなどの検索サイト



「日本経済新聞」は、あえて文化欄や社会欄に注目する

例えば、社会欄とか地方版とかで、「耐震診断で旅館業界が対応に苦慮」などといった趣旨の記事があったら、耐震化の関連銘柄はどうだろうか、といった具合に考えるのである。

誰かの推奨銘柄は、「情報の鮮度」を自分で確認せよ

ある情報が、専門家等のオリジナルなものか、あるいは二番煎じなものなのか、また、まだ市場に知られていない材料か、すでに知られている材料か、この辺りの判断を自分ですることが重要なわけである。

その材料は「ヤフー掲示板」にもう出ていないか?



先んじて持ち株を確保したら、自分で情報を発信せよ

本当に価値のある情報ならいずれは評価されるであろうから、あなた自身がヤフーファイナンスの掲示板にその材料を投稿すればいい。

連続ストップ高を達成する「大化け銘柄」発掘法

安易な「スクリーニング法」に頼らない

株価は、基本的に企業の収益によって決まってくる。言い換えれば、PERが最も重要で、その他の条件は重要度が格段に劣るわけだ。

「鎌倉式の銘柄選定」における基本パターンとは?

スクリーニングに頼らない「鎌倉式」銘柄選定の基本パターンを示そう。
1.後述の「大化け銘柄発掘法①~④」により、その銘柄のセールスポイントとなる「材料」を持つ候補銘柄を選定する。
2.その銘柄が、現在の相場の環境・流れに合致するかどうかを検討
3.合致していたら、PERを中心に割安度等をチェックし、投資判断をする

この基本パターンは逆方向から適用することもできる。
1.最初に低PERの銘柄を10~20程度選定する(鎌倉式PERを使う)
2.それらの銘柄が現在の相場の環境・流れに合致するかどうかを検討
3.合致していたら、後述の「大化け銘柄発掘法①~④」を使って、その銘柄のセールスポイントとなる「材料」等を徹底調査する。

4つの「大化け銘柄発掘法」

①『四季報』から見つける
『四季報』を毎集、細かくチェックしておく、あるいは特定の分野だけでも継続的にチェックしておくことができれば、そのときどきの人気テーマから関連銘柄をいち早く思い浮かべることも、十分可能になるであろう。

②新聞、雑誌、テレビ等から見つける
アンテナを事前に研ぎ澄ませておけば、他の投資家が注意を払わず切り捨てるような情報でも、「これは材料だ!」と直観できるわけである。

③日常生活の中から見つける
日頃から「どこか投資対象になる会社はないか?」と常に考えていれば、日常の中にもヒントとなる情報はたくさんあるものだ。実際の投資康応に移る前に、その銘柄が現在の市場環境、相場の流れに合致しているかどうかをしっかり把握しないと、失敗することが多々ある。例えばヒット商品の場合は、その材料ですでに株価が上昇してしまっているケースが多い。

④知恵を絞って見つける
過去の実績的にも、種々の「材料」はそのインパクトの絶対的な大きさではなくて、1株当たりで考えたときのインパクトの大きさで評価しなければならない、ということである。これらの発掘法は単独ではなく、合わせ技で使うこともある。

最短期間でリターンを最大化する「鎌倉式」の売買戦略

買いに入る前に、まずは相場全体の流れを読む

・主力株 vs 小型株
・内需株 vs 輸出株
・特定テーマの関連株 vs それ以外の株

こうした相場の流れ、即ち「相場環境」は、往々にしてこのような二律背反の物色動向を取ることを覚えておきたい。こうした相場の流れは、数日単位で変わることもままあるので要注意なのだ。「木を見て森を見ず」の罠に陥らないよう、今は相場の流れがどちらにあるのか、あるいはどちらでもないのか、といったことを常に念頭に置いて、相場全般をウォッチしておくこと。

「鎌倉式」投資の原則①:資源株、薬品株は買わず

石油をはじめとする資源株は思惑がらみで動くことが多く、一般の投資家が値動きを予測することがかなり難しい。薬品株もまた、値動きが読みにくい。

「鎌倉式」投資の原則②:新規上場銘柄は静観する

その企業に関する情報が、すでに上場している企業に比べると著しく少ないからである。あるいは、そうした情報を入手するのが困難で、時間もかかるからである。

「鎌倉式」投資の原則③:少数銘柄への集中投資はしない

よほどの自信がある場合にはこの原則を多少曲げることもあるが、その場合でも、そうした期間はできるだけ短時間に留めるようにしている。

小型株を中心に考えよ

大型株はほとんど買っておらず、もっぱら中小型株、それも、ほとんど小型株に投資するようになっている。ある一定期間の「上昇率」を見れば、大型株よりも小型株の方が通常大きい。小型株はその企業規模の小ささゆえに、個別の材料に敏感に反応するのである。

理想のポートフォリオは何銘柄くらい?

あえて言えば、次のようになるだろう。
・200万円前後まで  3~6銘柄
・500万円前後まで  6~10銘柄
・1000万円前後まで 10~15銘柄

「空売り」は割に合わないため原則行わない



運用総額には、常に注意を払うこと

基本は、相場環境がよく先行きも明るいとみたら、運用総額は少々多めにする。逆の状況であれば、少なめにすること。1年中同じスタンスで相場に取り組むのは、非常に危険なのである。

1度に買うべし、3度に売るべし

本心としては「2度買うべし、4度売るべし」くらいの慎重さを持ちたいと考えているのだ。買う場合、慎重に熟慮に熟慮を重ね、これと銘柄を決定。タイミングを見計らって買うわけだから、一気に買うのが原則だ。とはいえ、想定外のことが起きるのは相場の世界の常である。また、買ったあとで順調に値を上げ始め、自分の判断に確信を深めて、さらに買い増ししたくなる、というようなこともよくある。売るタイミングというのは誰にとっても非常に難しいものであるから、1度に売るのは論外。2度でもなく3度、できれば4度に分けて売ることを、私は勧めるわけである。

どの銘柄から売るべきか?

私の場合の基準は、「その時点で、最も期待できない銘柄はどれか?」の1点のみである。

こう考えれば、売却銘柄の選択が冷静にできる

含み損や含み益にこだわらず、今後の資産増加の可能性のみを基準として優先するこの方法が、やはり最も論理的で、資産の増加を狙うには有効だと言えるのである。

ストップ高銘柄への先回りを実現! 鎌倉式ハイテクニック

独自の業績予想と、公表されている予想のギャップを狙う

近年ではネット時代になり、決算情報をはじめとする種々の情報が誰でも簡単に入手できるようになっている。また、各企業もホームページ等でのニュースリリースに熱心だ。入手した各種の情報、数字、あるいは日々の生活からあなたが気づいたこと等を参考に、各企業の業績予想を独自に行うことは、それほど難しいことではない。
独自予想の数字が、『四季報』等に載っている数字、あるいは会社が発表している数字と異なる場合、あなたの予想が正しければだが、市場はそのギャップを次第に埋めようとするはずである。それを狙おうとするのが、この方法だ。

「進捗率の罠」と「Q」の意味

・1Q 第1四半期のみの数字 = 4-6月の数字
・2Q 第2四半期終了時点までの累計数字 = 4-6月の数字
・3Q 第3四半期終了時点までの累計数字 = 4-12月の数字
・4Q 第4四半期終了時点までの累計数字 = 4-翌3月の数字

好決算・上方修正の発表時期を先読みして買う

上場企業は決算は3か月ごとに発表される。その発表時期は、それぞれの四半期の期末から、1カ月~1.7カ月後くらいであることが通常である。3月決算の会社であれば、3月期の本決算は早い会社で4月の終わり頃、遅いところで5月下旬になる。
3月決算のある会社で、発表された3Q累計の数字を見たら、期初発表の予想を大きく上回っているのに、通期予想の修正発表は特になかったとしよう。この会社について調べてみると、いつも慎重な予想を出しておいて、あとから上方修正を発表する会社の常連会社だということも、会社のホームページやネットの掲示板などを通じて分かったとする。

①まずはこの会社の3月決算の発表日を調べる
②決算発表前に上方修正が出るとしたら、経験からは4月中旬以降が多い。そこで、4月半ばまでに、この会社の株を先回りして買っておく。
③決算発表前の上方修正の発表、それが出ない場合には、決算発表を泰然と待つ。
④上方修正ないしは決算が発表されたら、改めてその内容を検討し、売る・買い増しをする・放置するなどの次の一手を考える。

  実際に発表された決算が、たとえ自分の期待したほどにはよい内容でなかったとしても、その場合、株価は通常無反応であり、損をするわけではない。

「年初来高値吸い寄せ理論」を使って値動きを予測

例を挙げて説明しよう。キトーは2013年5月17日に1937円の年初来高値を付けた。その後、8月30日には1371円まで下げ、出直りに転じた。こうした経緯のあと、株価が1700円から1800円くらいにまで戻してくると、市場では年初来高値1937円への挑戦が意識されてくる。そして、えてして年初来高値に吸い寄せられるように株価が上がり、実際に高値更新となることが多いのだ。
ただし、このような予測によって銘柄選択をしたときには、それだけで自動的に買っていいわけではないので要注意だ。PER理論で見たときに割安か、また時流に乗る銘柄か等も併せて考えて、それらの調査でも問題ないとなった段階で、初めて買うことが鉄則である。

連続安の日数から買いどきを探る

「連続安の日数から買いどきを探る」という売買テクニックも、私が大昔から使っている手法の一つなのだが、最近、やはり、これは侮れない有効な手法だと感じ、紹介する。そもそも連続安というものは、経験的には通常、7立ち会い日からせいぜい8立ち会い日くらいで止まることが多い。注意すべきは、単に連続安していれば即買いというのではなく、常にどの程度下げたか、PER等で見ても買える銘柄か、といったことも併せて考えて、買うかどうかの結論を出すことだ。

ぴったりの値段で最高値・最安値を付けやすい

まとめ

鎌倉さんのブログもたまに拝見させていただいているが、本書は参考になる情報が多かった。これらの情報を参考にしつつ、いかに自分の投資スタイルを確立していけるかが重要であると考えるので、少しずつ実践を通じて試していく。

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