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【書評:良書】ゼロ--なにもない自分に小さなイチを足していく

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本日の1冊

タイトル:ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していくゼロ1
著者:堀江貴文

ゼロ2

概要

誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。「ゼロ」の自分に小さな「イチ」を足す。まずは一歩を踏み出すことが重要である。たとえ失敗しても「マイナス」にはならず「ゼロ」に戻るだけ。ゼロになることは、みんなが思っているほど怖いものではない。だから勇気をもって一歩を踏み出そう。

ポイント

それでも僕は働きたい


いまこそ「働くこと」を考えたい

人が新しい一歩を踏み出そうとするとき、次へのステップに進もうとするとき、そのスタートラインにおいては、誰もが等しくゼロなのだ。つまり、「掛け算の答え」を求められているあなたはいま、「ゼロ」なのである。そしてゼロになにを掛けたところで、ゼロのままだ。物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。

人生にマイナスなんて存在しないのだ。失敗しても、たとえすべてを失っても、再びゼロというスタートラインに戻るだけ。ゼロになることは、みんなが思っているほど怖いものではない。失敗して失うものなんて、たかが知れている。なによりも危険なのは、失うことを怖れるあまり、一歩も前に踏み出せなくなることだ。

カッコ悪さもすべて語ろう

もし、あなたが「変わりたい」と願っているのなら、僕のアドバイスはひとつだ。
ゼロの自分に、イチを足そう。
掛け算をめざさず、足し算からはじめよう。僕は働くことを通じて、自分に足し算していった。掛け算ができるようになったのは、ずいぶんあとになってからのことだ。

仕事を選び、自分を選ぶ  ―迷い、そして選択


あなたが仕事や人生に怖じ気づく理由

転職したいとか、社内で新規事業を起こしたいとか、起業したいといった希望を持ちながらも、なかなか行動に移せない人がいる。そういう人は、仕事や人生に怖じ気づいているのだ。仕事でも人生でも、キョドってしまうのは、性格の問題ではない。これはひとえに「経験」の問題なのである。
だらだらと無駄な時間を過ごしたところで、なんの経験も得られない。なにかを待つのではなく、自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前に踏み出すこと。経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。

「小さな成功体験」を積み重ねよう

 

挑戦を支える「ノリのよさ」

あらゆる人の一生とは、こうした小さな選択の積み重ねによって決まってくる。チャンスだけは誰にでも平等に流れてくる。目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか。そこが問題なのである。
僕はこの「チャンスに飛びつく力」のことを、向上心とか目的意識とか、そんな堅苦しい言葉で語りたくはない。
もっとシンプルな、人としての「ノリのよさ」だと思っている。フットワークの軽さ、好奇心の強さ、そしてリスクを承知で飛び込んでいける小さな勇気。チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。
少しでもおもしろいと思ったら、躊躇せず飛び込む。そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れる桃のように過ぎ去ってしまう。

カネのために働くのか?  ―「もらう」から「稼ぐ」へ


あなたは何のために働くのか

あなたはいま、働くことを「なにかを我慢すること」だと思っていないだろうか?そして給料のことを「我慢と引き替えに受け取る対価」だと思っていないだろうか?
人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつだ。そこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている。

お金から自由になる働き方

たとえ会社員であっても、自らの給料を「稼ぐ」意識を持たなければならない。そして積極的に稼いでいくために、自分は「時間」以外のなにを提供できるのか、もっと真剣に考えなければならない。これからの時代、時間以外に提供可能なリソースを持っていない人、給料を漫然と「もらう」だけの人は、ほどなく淘汰されていく。
給料を「もらう」時代は、もう終わった。すなわち「稼ぐが勝ち」なのだと。お金を「もらう」だけの仕事を、お金を「稼ぐ」仕事に変えていこう。儲けるために働くのではなく、お金から自由になるために働こう。

どんな仕事にも「やりがい」はある

やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。そして、どんな仕事であっても、そこにやりがいを見出すことはできるのだ。
マニュアルどおりのノルマをこなすだけだったら、楽しいことなどひとつもなかっただろう。いわゆる「与えられた仕事」だ。
しかし、マニュアルどおりにこなすのではなく、もっとうまくできる方法はないかと自分の頭で考える。仮説を立て、実践し、試行錯誤をくり返す。そんな能動的なプロセスの中で、与えられた仕事は「つくり出す仕事」に変わっていくのだ。
仕事とは、誰かに与えられるものではない。単純作業でさえ、自らの手でつくっていくものなのである。自らの手でつくり出した仕事は、楽しいに決まっている。
全ては仕事に対する取り組み方の問題であり、やりがいをつくるのも自分なら、やりがいを見失うのも自分だ。どんな仕事でも楽しくできるのである。

仕事を好きになるたったひとつの方法

人はなにかに「没頭」することができたとき、その対象を好きになることができる。心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。仕事が嫌いだと思っている人は、ただの経験不足なのだ。
じゃあ、どうすれば没頭することができるのか? 「自分の手でルールをつくること」である。
自分でつくったルール、自分で立てたプランだったら、納得感を持って取り組むことができるし、やらざるをえない。
ルールづくりのポイントは、とにかく「遠くを見ないこと」に尽きる。
人は、本質的に怠け者だ。長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。
「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。

 

あなたも必ず起業できる

独立し起業できた理由はひとつしかない。あれこれと「できない理由」を考えず「できる理由」だけを考えたからだ。

会社は潰れても人は潰れない

経営者になると、会社まわりのお金の流れがすべて把握できるようになる。一つの商品は、ひとつのサービスが顧客の元に届けられるまでにはどれだけの人が関わり、どこにどれだけのお金が流れていくのか、すべて理解できるようになるし、目を配らせなければいけなくなる。これは決定的な違いである。
仮に自分の会社が倒産したところで、あなたという人間は潰れない。経営を通じて手に入れたビジネススキルは確実に「次」へと生かされるのだ。
財務がわかる人間はどこの業界でも引っ張りだこだし、なんならもう一度別の会社を起業したってかまわない。再チャレンジだって「できる」のである。

お金よりも大切なものとは?

10の信用があれば、100のお金を集めることができる。けれども、100のお金を使って10の信用を買うことはできない。お金よりも「信用」が価値を持つ時代は、すでにはじまっているのだ。
ほんとうに困ったとき、人生の崖っぷちに追い込まれたとき、失敗してゼロに戻ったとき、あなたを救ってくれるのはお金ではなく、信用なのだ。

ゼロの自分にイチを足す

ひとりだけ確実にあなたのことを信用してくれる相手がいる。「自分」だ。そして自分に寄せる強固な信用のことを、「自信」という。
万人から愛されようと自分の信念を曲げるのではなく、単純に分母を増やしていけばいいのだ。信用の「ゼロからイチ」は、まず自分で自分を信じるところからはじまる。あなたは自分のことを信じているだろうか?

 

積み重ねた「イチ」の先に見えてくるもの

人は誰しもゼロの状態からスタートする。ゼロの自分にいくら掛け算をしても、出てくる答えはゼロのままだ。知識やテクニックを覚えるのは、イチを積み重ねたあとの話だ。最初の一歩は「足し算」であり、「掛け算」を考えるのはずっと後の話なのだ。
掛け算を覚える前に、足し算を覚えよう。他者の力を利用する前に、自分の地力を底上げしよう。ゼロからイチへ、そしてできれば5や10へ、自分をもっと積み重ねていこう。

やりたいことは全部やれ!

人は「ここでいいや」と満足してしまった瞬間、思考停止に突入してしまう。平日のランチひとつとっても、今日の自分は誰と、なにを、どの店で食べたいのか、真剣に考える習慣を身につけておきたい。大切なのは自分の手で選ぶ、という行為なのだ。
なにがあっても、いくつになっても「あのころはよかった」と口にしない。心から「いま」がいちばん楽しいと言えるように生きていく。
これからの自分がどんな働き方を選ぶのか、もう一度真剣に考えてほしい。それは自分の生き方を選ぶことに直結する。
人はメシを食うために働くのではない。働くことは生きること。僕らは、自らの生を充実させるために働くのだ。

自立の先にあるつながり ―孤独と向き合う強さ


孤独と向き合う強さを持とう

決断とは「なにかを選び、ほかのなにかを捨てる」ことだ。友達は大事だ。家族も大事だ。でも、ひとりで孤独を受け止める強さを持ってこそ、真の自立を果たすことができるのである。

成長のサイクルに突入しよう

人が前に進もうとするとき、大きく3つのステップを踏むことになる。
①挑戦…リスクを選び、最初の一歩を踏み出す勇気
②努力…ゼロからイチへの地道な足し算
③成功…足し算の完了
成功したければ挑戦すること。挑戦して全力で走り抜けること。

僕が働くほんとうの理由 ―未来には希望しかない


塀の中にいても、僕は自由だった

「みんな塀の中にいるわけでもないのに、どうしてそんな不自由を選ぶんだ?」
刑務所生活で得た気づき、それは「自由とは、心の問題なのだ」ということである。

働くことは自由へのパスポート

自由と責任は、必ずセットになっている。責任を自分で背負うからこそ、自由でいられるのだ。失敗なんか怖れる必要はない。僕らにできる失敗なんて、たかがしれている。たとえ最大級の失敗が襲ってきてもマイナスにはならず、ただゼロに戻るだけだ。それは怖いことでもなんでもない。

消えることのなかった死への恐怖

ネガティブなことを考える人は、ヒマなのだ。ヒマがあるから、そんなどうでもいいことを考えるのだ。うじうじ悩んでないで、働ければいい。
目の前のチャンスに飛びつけばいい。与えられた24時間を仕事と遊びで埋め尽くせばいいのだ。常に頭を稼働させ、実際の行動に移していく。働きまくって遊びまくり、考えまくる。それだけだ。

有限の時間をどう生きるのか

僕らは「自分の時間」を生きるのか、それとも「他人の時間」を生かされるのか、を常に意識化しておく必要がある。
いずれの時間も、刻一刻と過ぎていく。今日という日に与えられた24時間をどう振り分けるか
、という話だ。

人生には「いま」しか存在しない

僕らの人生には「いま」しか存在しない。
過去を振り返っても事態は変わらず、未来に怯えても先へは進めない。かけがえのない「いま」に全力を尽くすこと。脇目も振らず集中すること。将来の自分とは、その積み重ねによって形成されていく。
10年後や20年後も、僕は間違いなくなにかにハマっている。けれど、その「なにか」がどんなものであるのか、まったく想像がつかない。それは不安ではなく、希望だ。計画通りに進まず、先が見えないからこそ、人生はおもしろいのである。

 

まとめ

誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。「ゼロ」の自分に小さな「イチ」を足す。まずは一歩を踏み出すことが重要である。たとえ失敗しても「マイナス」にはならず「ゼロ」に戻るだけ。堀江さんはいかにも掛け算の考え方をしてるイメージであるが、スタートラインでは「ゼロ」の自分に小さな「イチ」を足していくという考え方だ。掛け算の考え方をするのはもっと先になってから。最初から掛け算の考え方をしても成功するはずがない。まずは小さな「イチ」を積み重ねていこう。

また、仕事を楽しいものにできるのか、楽しくないものとしてしまうのかは自分次第だ。取り組み方を変えれば感じ方が変わり、成長のスピードが変わってくる。どうせならどんなことに対しても、楽しいものにしていきたいものだ。

「あることができる、またはできないと自分が思うのなら、どちらの考えも、きっと正しい 」という言葉が好きだ。本当にその通りだと思う。できないと思ってしまえば、確実にできない。できると思ってあきらめずにやっていけばきっと達成できる。どんな困難なことに対しても、自分に自信をもって「できる」と思おう。そして、最後まで信じてやり遂げよう。

結局毎日の24時間にどんな選択し、どんなことに時間を費やしていくか、その積み重ねで人生が決まる。「今」を懸命に生き続けたものだけに、素晴らしい「未来」が待っている。

1読書1アウトプット

仕事は自分の手でつくり出す

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