人生観 書評

【書評:良書】道をひらく

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本日の1冊

タイトル:道をひらく道をひらく1
著者:松下幸之助

道をひらく2

概要

PHP研究所の機関紙「PHP」の裏表紙に、これまで連載してきた短文の中から、百二十一篇を選んでまとめたものである。身も心もゆたかな繁栄の社会を実現したいと願う思いを多少ともこめたものである。

ポイント

運命を切りひらくために


自分には自分に与えられた道がある。いま立っているこの道、いま歩んでいるこの道、ともかくもこの道を休まず歩むことである。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる。

素直に生きる

逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ、順境であれ、その与えられた境涯に素直に生きることである。
謙虚の心を忘れぬことである。素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む。
おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。

真剣勝負

真剣勝負ともなれば、一閃が直ちに生命にかかわる。勝つこともあれば、また負けることもあるなどと呑気なことをいっていられない。勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。
大切な一生である。尊い人生である。今からでも決しておそくはない。おたがいに心を新たにして、真剣勝負のつもりで、日々にのぞみたいものである。

生と死

人はいつも死に直面している。それだけに生は尊い。そしてそれだけに、与えられている生命を最大に生かさなければならないのである。

日々を新鮮な心で迎えるために


なぜ

こどもの心は素直である。だからわからぬことがあればすぐに問う。“なぜ、なぜ”と。こどもは一生懸命である。熱心である。だから与えられた答を、自分でも懸命に考える。考えて納得がゆかなければ、どこまでも問いかえす。
“なぜ、なぜ”と。
大人もまた同じである。日に新たであるためには、いつも“なぜ”と問わねばならぬ。そしてその答えを、自分で考え、また他にも教えを求める。素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、“なぜ”と問うタネは随所にある。

ともによりよく生きるために


あいさつをかわす

あいさつにもいろいろとあろうが、要は、私たちはもっと、あいさつというものを大切にしたい。明るく朗らかに、あいさつをかわしあうことを心がけたいものである。

人間だけが

約束はおたがいの信用の上に花ひらく。だからこれらの約束を守るか守らないかは、人間の精神の高まりを示す一つのバロメータであって、道義とか道徳というものも、こうしたところにその成果の如何をあらわしている。
単に待ち合わせの時間をムダにするというようなことだけでは事はすまないであろう。おたがいに約束は守りたい。

みずから決断を下すときに


断を下す

進むもよし、とどまるもよし。要はまず断を下すことである。みずから断を下すことである。それが最善の道であるかどうかは、神ならぬ身、はかり知れないものがあるにしても、断を下さないことが、自他共に好ましくないことだけは明らかである。

風が吹けば

人生は運不運の背中合わせといえる。いつ突如として嵐がおとずれるか、だれしも予期することはできない。
つねに自分のまわりを冷静にながめ、それぞれの心がまえを、しっかりと確かめておきたいものである。

困難にぶつかったときに


仕事というものは

仕事というものは勝負である。一刻一瞬が勝負である。だがおたがいに、勝負する気迫をもって、日々の仕事をすすめているかどうか。仕事を勝負と心得る人と心得ない人とのちがいが、ハッキリとあらわれてくるときではなかろうか。

自信を失ったときに


転んでも

失敗することを恐れるよりも、真剣ではいことを恐れたほうがいい。真剣ならば、たとえ失敗しても、ただは起きぬだけの十分な心がまえができてくる。

仕事をより向上させるために


自分の仕事

自分の仕事は、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。大切なことは、世の中にやらせてもらっているこの仕事を、誠実に謙虚に、そして熱心にやることである。

引きつける

たとえ知識が乏しく、才能が劣っていても、なんとかしてこの仕事をやりとげよう、なんとしてでもこの仕事をやりとげたい、そういう誠実な熱意にあふれていたならば、そこから必ずよい仕事が生まれてくる。
その人の手によって直接にできなくとも、その人の誠実な熱意が目に見えない力となって、自然に周囲の人をひきつける。

おろそかにしない

些細なこと、平凡なこと、それを積み重ね積み重ねて、そのうえに自分の知恵と体験とを加えてゆく。それではじめて、あぶなげのない信頼感が得られるというものであろう。

事業をよりよく伸ばすために


大事なこと

勝負というものには、勝ち負けのほかに、勝ち方、負け方というその内容が大きな問題となるのである。
ただ成果をあげさえすればいいんだというわけで、他の迷惑もかえりみず、しゃにむに進むということであれば、その事業は社会的に何らの存在意義も持たないことになる。だから、事業の場合も、やっぱりその成果の内容-つまり、いかに正しい方法で成果をあげるかということが、大きな問題になるわけである。

自主独立の信念をもつために


学ぶ心

教わらずして、学ばずして、人は何一つ考えられるものではない。どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が反映へのまず第一歩なのである。

生きがいある人生のために


自分の非

自分の非を素直に認め、いつでもこれに殉ずる-この心がまえを、つねひごろからおたがいに十分に養っておきたいものである。

わけ入れば

どんなことにも、もうこれでいいのだ、もうこれでおしまいだ、などと安易に考えないで、わけ入れば思わぬ道もあるという思いで、日々ひたすら歩みをすすめてゆきたいと思うのである。

まとめ

大人になるにつれて、「なぜ」という疑問を持たなくなった。素直さをなくしたのだろうか。熱心さをなくしたのだろうか。 「なぜ」という疑問をもとう。一生懸命考えよう。物事に素直になろう。熱心さを持とう。日々学ぼう。

また、成果を出せれば、何をしてもいいというわけではない。 自分の仕事観、人生観というものをしっかり持たなければならない。 自分が正しい生き方をするのだ。将来振り返ったときに誇れる生き方、仕事をしよう。

1読書1アウトプット

「なぜ、なぜ」という気持ちを持つ

-人生観, 書評

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