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【書評】媚びない人生

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本日の1冊

タイトル:媚びない人生媚びない人生1
著者:ジョン・キム

媚びない人生2

概要

人生の価値は、自分が自分をどれほど信じたかで、決まると思う。だから、何があっても自分に対する絶対的な信頼を失わないことだ。絶対不可侵領域としての自己を確立し、どんな状況でもそれを貫くことだ。
生きてここにいることそのものが、すでに最高の幸せである。すべてを失っても、命がある限り、幸せへの再スタートができる。生きること自体、無限なる喜びがある。多くの若い人たちが幸せに過ごせるようにと著者が描いた渾身の1冊。

ポイント

はじめに 自分と向き合い、悩みなさい。そしてどんな瞬間においても、自分のことを信じなさい


自分が今、苦悩していること、さらには社会や未来と戦っていくことそのものが、実は大いなる成長の糧となる。自分と向き合い、悩みなさい。そして、どんな瞬間においても、自分のことを信じなさい。
人生の本質は、未熟から成熟に向かうことにこそある。人は何のために生きるのか。自分らしく成長するためにこそ、生きるのだ。大事なことは、自然体で生きていくこと。自分らしい人生を生きていくこと。自分に誇りを持ち、自分を信じ、自分らしく、媚びない人生を生きていってほしい。そこで必要なのが、まず何よりも内面的な強さだ。
絶対不可侵としての自分を確立すること。今この瞬間から内面的な革命を起こし、人生を支える真の自由を手に入れるための考え方や行動指針を、最後の授業として定時したものなのである。外に目を向けるのをやめ、内に目を向けることだ。自分と向き合う時間を作ることだ。

プロローグ


夢は小学校のときが一番野心的であり、年齢を重ねていくごとにだんだんと小さくなっていき、いつの間にか夢を見ることすらしなくなる。そのうち、翼は折れ、飛ぶことを諦める。そしていずれは翼があったことさえ忘れるだろう。こうした自体を避けるためにも強くなってほしい。その強さとは、
・どんな辛い逆境でもいつでも受けて立つ気概を持てる強さだ。
・自身のすべての行動に対し結果に対する全責任を自分で負う決意の持てる強さだ。
・生きるすべての瞬間を人生の最後の瞬間になるかもしれないという緊張感を持ち、その瞬間に対するすべての心血を注ぐことのできる、そしてその緊張感や集中力を死ぬその瞬間まで持続できる強さだ。

「今」と向き合う~自然体になれる強さを手に入れる


世界を征服するより、自分を征服するほうが難しい

内面をコントロールできなければ、他者や社会を、まっすぐに、正しく見つめることはできない。内面のコントロールとは、4つのオンとロールである。感情、思考、言葉、行動である。この中でも、とりわけ難しいのは、感情のコントロールだ。いかに穏やかに、平常心を保ち続けられるか。これが一番難しい。しかし、これがコントロールできたなら、人生は大きく変わっていく。

失われた自分を取り戻す

周りに評価されたり形容されたりする中で、社会的に生きていきやすい自分を作り上げていく。本来自分というのは、何にも縛られず、制限されていない自分だ。周りを意識した自分を解き放ち、「本当の自分」と向き合っていくということである。
今、やるべきことは、実は内面と外面が離れていること、ギャップがあるということを認識すること。生まれたときの自然体としての自分に戻すために、自分は何をすべきかを考え、その取り組みを進めることである。自然体になるのは、簡単ではない。時間がかかるかもしれない。しかし、それを成し遂げられたなら、そこから本当の自分の人生を始められる。社会によって乱された自分を、本当の自分に戻すのだ。

幸せの絶対的な基準を持つ

幸せの基準を自分で設定できるひとこそ、自分で幸せをコントロールできる人。実のところ、生きていく上での最大の喜びは、自分自身の成長実感に他ならない。必要なことは、何より自身の成長を意識することだ。未熟から成長に向かうプロセスこそ、生きる意味だと気づくこと。

不満の原因は、自分の中で見つける

不満も成長の糧にしてしまうこと。不満を自分の原因に昇華できたなら、そのとき不満は不満でなくなる。起きたことに対して、どう解釈するかは自分次第。

学びに対して貪欲であれ

学ぶための時間のようなものは設ける必要はない。すべての時間を学びの時間にする。

自分にとっての理不尽は、相手にとっての合理である

自分の価値を測るモノサシから見れば理不尽、不条理でも、相手のモノサシから見れば、合理性があるのだ。受けての考え方ひとつで、人間関係の機器は防げるのである。

自分と向き合う~富士山でなくエレベストを目指せ


漠然とした不安に負けない

不安というものは、上昇志向が強ければ強いほど大きくなるものだ。ただ、漠然とした不安があったからこそ、私は必死になった。その意味では、不安は成長の原動力にもできる。不安は当たり前なのである。それを前提として、次を考える必要があるのだ。

恥じるべきは、無知への無知

目の前に学びの機会が見えたら、誰よりも先にそれに飛びつくくらいのハングリー精神を持つことが重要。そして極力、成長の機会は自ら作り出すようにすることだ。

日常は自分が選択した結果に過ぎない

日常というものは、過去の自分の選択の産物でしかない。日常はそこにあるのではなく、自分が作り出したものである。その意識を持てば、実は日常は大きく変わっていく。

ネガティブな感情に居場所を与える

ネガティブな感情は、居場所を与えられて、表に出されると、極めて居心地が悪くなる性質を持っている。きちんと真正面から向き合ってやれば、ネガティブな感情は逃げていく。ネガティブな感情を自覚することである。できるなら、言葉に出してみるのである。

すぐに結果が出ることなど、大した挑戦ではない

努力してなかなか結果が出ないときほど、喜ぶべきだ。最終的に得る結果は大きくなると信じて努力し続ければいい。

結果に対する全責任を負う決意に基づいた選択は、常に正しい

その選択が生み出す結果に対して責任を負う決意に基づくのであれば、その選択は常に正しい。

成長に終着駅はない

うまくいっているときこそ、最大の危機である。成長に終着駅はない、という意識さえ持っていれば、大きな可能性が拓けていく。単なる一流ではない、超一流こそ、目指してほしいのだ。

社会と向き合う~不可抗力に逆らわず、可効力の統制に集中する


不可抗力に逆らわない

自分でコントロールできない不可抗力には逆らおうとせず、自分でコントロールできる可効力の統制に集中する。不可抗力に縛られることなく、統制できる領域を増やしていく。

むやみに自己主張はしない

重要なことは、自分の意志や主張を通すべきときには、どうしても通したい時にこそ通す。自分の中で優先順位の低いものは、たとえ多少、納得がいかなかったとしても、受け入れていく必要がある。自分らしい生き方に大した影響を与えないようなものには、それほど注意は払わない。自己主張をあまりにし過ぎると、人間に軽さが生まれてしまう。言葉にも重みは出ない。本当に自己主張をしたいときに、周りが聞き耳を持つために、むやみな自己主張をしないのである。

他者と向き合う~絶対不可侵領域を持った自己を育てる


言葉は、量ではなく重さで勝負せよ

わずかなフレーズを言われただけで、強く印象に残った、という経験は多くの人にある。言葉は量ではないのだ。重さが重要なのである。誰かにできそうな話はできるだけ削除していく。自分にしかできない内容に削り落とすよう意識する。ポイントを明快にする。話したいことがはっきりしていないときには、人間は沈黙すべきである。

仕事と向き合う~超ガラパゴス人材になる


代替不可能な自分を創りあげる

すべてにおいて、自分の存在意義を意識することだ。何が自分の存在意義で、どうすれば自分の存在意義を高められるのか。それを認識しながら、仕事に取り組んでいかなければならない。そのためにも重要になるのが、まずは現状、自分を取り巻く環境を理解することである。周りがしっかり見えていなければ、周りと自分が違うのか、同じなのかすらわからない。

常に経営者的な意識を持つ

本当に自分の理想とする仕事を目指したいのであれば、経営者になれるほどの力を手に入れる必要がある。媚びない人生を送るためには、選択肢を拡大することが重要なのだ。もしかすると職を失うかもしれない、という怯えが、媚びを生む。媚びた瞬間から、無意識のうちに会社に取り込まれることになる。

やりたいことをやるためにも、やるべきことをこなす

20代はやるべきことを徹底的にこなすべきである。やりたいことをやるためにも、やるべきことをこなすのだ。Likeではなく、mustやshouldを意識する。20代は、理想とする自分と現実の自分とのギャップの大きさを味わい尽くし、もがき続けることだ。

目的意識を持つ。アクション志向を持つ

仕事における大きな落とし穴のひとつは、何のためにこれをやっているのか、が次第に希薄になっていくことである。目的意識が忘れられていく。すべての行動には目的があるはずなのである。それが希薄になっては、何のための時間だったのか、わからなくなってしまう。

評価を外に置かない

自分の中にこそ、明確な基準軸を設定してあげることが大事。そして自分が決めた基準軸に向かって努力していくのだ。

人生と向き合う~5年後の計画は立てるな


人生の目的、方向、スピードを意識する

目的や方向を意識した適度なスピードで、慎重に注意深くうまく車をコントロールしながら進む必要がある。きちんと目的地に向かっているか、逐一、自分で確認をして、一番の近道を探りつつ、ずれたときには微妙な変化を自分で調整しながら、向かう必要がある。軌道修正のサイクルの頻度と精度こそが、実は大きな結果の違いを生む。

戦略的にやめる

続けることが必ずしも善ではなく、やめることが必ずしも悪ではない。よいタイミングで潔くやめること。スマートに、戦略的にやめること。一度しかない人生、自分を貫き、人生を自分のものにするためには、時には軌道修正も必要なのだ。そのためには、あることをやめる必要がある。やめないと、次のことをはじめられないからだ。

書籍をA4の紙1枚にまとめられるか

どうでもいいことに、自分の7、8割のエネルギーを使ってしまうと、本当に大事なことに2、3割しか使えなくなる。本質とは重要性の度合いだ。度合いに応じて、優先順位を決めて、自分の時間とエネルギー、そして集中力を配分することが必要である。

すべてを「師」に変えていく

日々起きることや、日常のすべてのことを自分の学びの材料に、自分を成長させていくための材料にする。

未来と向き合う~純度の高い自分を創る


スケジュール帳に白の空間を広げる

30分でも15分でもいい。自分と向き合うことだ。むしろ忙しいと思えば思うほど、自分と向き合う時間というものを意識的に作らなければならない。それは、作ろうとしないと作れないのだ。

過去に縛られず、未来に怯えない

過去から見た今の自分が常に成熟した自分であるべきだ、と認識することだ。未来から見た今の自分は、常に未熟であるように現在の行動をもってこれからの未来の自分を創り出していくこと。

瞬間を生きる。次の瞬間、死んでもいいように

死に対する緊張感をしっかり持っておかなければいけない。そうすることによって、今この瞬間に自分が生きている生に対する実感を得ることができる。重要なのは、この瞬間に対して、自分のすべての心血を注ぐことだ。
人生は、生きる長さに価値があるのではなく、この瞬間、この瞬間に、どれくらいの緊張感を持って、懸命に生き尽くしたかどうかにこそある。時間に対する緊張感とは、生命に対する緊張感なのである。

おわりに


すべての瞬間において自分の存在意義を証明し続けること。他人ができることは行わない。他人が語れる言葉は発しない。自分しかできないことを見極め、それだけを実践し続けること。
今この瞬間を最後だと思い、燃え尽きるように生きること。
そして最後は自分に残されたすべての夢も欲も愛も使い尽くし、何も残されていない絶望の中で死ぬ。それこそが、美しい人生であると私は思う。

まとめ

重要なことは、自分の存在意義を証明し続けること。他人ができることはやらない、他人が言えることは言わない。自分の意志や首長を通すべき時のために、たとえ多少納得がいかなくても受け入れる。本当に主張したいこと、主張すべきことが出てきた際に発言する。そうすれば自分の言葉に重みが出る。
また、人生においては、何よりも成長することを意識することが重要。目の前に学びの機会が見えたら、誰よりも先にそれに飛びつくくらいのハングリー精神を持つことが大切。そんな意識を持っていればいつでも成長することができる。成長に終着駅なんてないのだ。自分が成長したいと思い続ければ、終わりなんてない。日々起きることや、日常のすべてのことを自分の学びの材料に、自分を成長させていくための材料にするのだ。

1読書1アウトプット

他人ができることは行わない、他人が語れる言葉は発しない

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