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【書評】日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。

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本日の1冊

タイトル:日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。 22年勝ち残るNo.1ファンドマネジャーの超投資法日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。1
著者:藤野英人

日経平均を捨てて、この日本株を買いなさい。2

概要

ひふみ投信の藤野英人さんの著書。高いパフォーマンスが期待できるだけでなく、一度要領を得てしまえばとても楽しく、社会や経済の勉強にもなり、さらに、社会にも役に立つ投資法でもある「厳選アクティブ投資」を紹介している。

ポイント

日経平均にだまされるな!今こそ、日本株投資のチャンス


今こそ、日本株に投資しよう! 「今こそ成長株を見つけ、それに投資すべきだ」。日本株を選んで投資することで中長期的に「とても大きなリターン」が得られる可能性がある。皆が弱気の時にチャンスを探り、皆が強気になったら逆に警戒する。それこそ投資で勝ち続ける極意

「インデックス投資」は危険! 日経平均は、もう死んでいる


株価指数が下落しても、上昇銘柄はたくさんある

2011年9月末の日経平均は9775円。その10年後、2011年9月末の株価は8700円。この間、日本の全上場企業のうち株価が上昇した企業は57%。3000億円以上の大型株と3000億円未満の中小型株に分けて計算すると、上昇した1493社のうち中小型が96%を占めている。つまり中小型株に投資していれば、コインやルーレットなどで銘柄選択しても上昇した確率が高かった。

インデックス投資は、本当に「効率的」なのか

アクテイブ運用の主な戦略は、「本来の価値よりも割安になっているものを買うことによって、高いパフォーマンスを目指す」という投資。

「アクティブ投信」が「インデックス投信」に負ける理由

「アクティブ運用のプロとして、正しい方向で努力している人はほんの一握りしかいない」。そして、ほんの一握りの「正しい方向で努力しているアクティブ運用マネージャーは、概ね良好な成績を収めている」。

市場のゆがみ(=バブル)はやがて修正されるもの

「株式市場は短期的には非効率的だが、長期的には効率的だ」

大儲けしたいなら、流行の投資法には乗らない



株価10倍を狙える!日本市場における「超成長株」の選び方


超成長株を探す5つの法則

①私たちの生活を快適で楽しいものにすることに貢献している
②10年後、20年後にも必要であり続ける
③その会社ならではの強みがある
④進化し続けるDNAがある
⑤高い理想に基づく明確なビジョンがある

実態の裏付けのない株価上昇は続かない

「私たちの生活を快適で楽しいものにすることに貢献している」というのは、何度強調してもし過ぎということはないくらい重要。その企業がどんな風に私たちの生活を便利にしてくれるのか、楽しくしてくれるのか、その点を考えてみることが最も大切。

これからの超成長企業は“ロックな会社”がキーワード

①強いメッセージ性がある
②一体感がある
③旧弊に立ち向かう革新性とエネルギーがある

「青い鳥理論」~本当にすごい企業は身近にあるもの

もし興味深いお店や商品やサービスを見つけたら、その運営企業、製造企業を調べてみよう。ネット検索などで調べてみるのもいい。良い会社というのは、どんな理論やビジョンを持ち、何を目指しているのか、ウェブサイトでもわかりやすく訴えているもの。また、社長の写真を掲載してないような会社は要注意。

成熟市場・弱気相場でも勝てる!「超成長株」の買い方・売り方


不人気な時に買い、人気化した時に売る

「今は不人気だけど、後で人気化する潜在性がある」という見極めが必要。

株式投資の2つの社会的役割をおさえておく

株式投資家の役割とは、社会に必要な会社を選別すること、割高・割安の判断をすること、の2つ。まず、会社の良し悪しを判断する。良いと思う企業を見つけたら、今度は割安・割高の判断をする。割安なら買うし、割高なら「見送り」もしくは「売り」となる。

日本人は世界一厳しい消費者。この選別眼生かせば世界最高の投資家に!

実際にサービスや商品を利用したり、店舗に行き、消費者としての厳しい目線で、そのクオリティを判断しよう。こうしたことを繰り返しながら、少しずつでも株式投資を続けていけば、企業を見極める目がどんどん養われていく。

PERから考える、買い時と売り時

PERは「株価÷1株益」という式で計算し、収益面から見た割安・割高さを測ろうという指標。1株益というのは、一年間の税引き後の利益を1株当たりに割り振ったもので、1株当たりの稼ぐ力を示す数字。これに対する株価の倍率であるPERが低いほどその株は割安だと判断できる。世界的に見て、平均的なPERは10倍台。相場状況が良い時には10倍台後半、相場状況が悪い時には10倍台前半くらいになる。PERは、今だけでなく今後の業績がどうなるかを考えながら使う。

PBRで考える、資産面から見た割安さ

PBRは「株価÷1株純資産」で計算し、資産面から見た割安・割高を測る指標。1株純資産は、企業の純資産(資産から負債を差し引いた純然たる資産部分)を1株当たりに割り振ったもの。
株式市場でPBRが1倍よりも高く評価されている企業というのは、今後PBRがどんどん積み上げられていく可能性のある企業と見ていることになる。PBRが1倍を割り込んでいる企業というのは、今後純資産が棄損されていく可能性のある企業とみられていることになる。しかし、将来的に順調に収益を拡大していける可能性があるのに、PBRが1倍を割り込んでいるならば、これはすごく割安である可能性がある。将来性を考えながら、PER、PBRを見て割安・割高を判断していくのが基本。

銘柄分散と時間分散でリスクを管理する

リスク管理法として重要なのは、分散と損切り。分散には銘柄分散と時間分散の2つがある。銘柄分散というのは1つの銘柄に資金を集中しないこと、時間分散というのは一度に資金を集中的に投じないということ。ひとつの銘柄を何単位か買う場合は、できるだけタイミングを分散した方がいい。

間違いや状況の変化に気づいたら、躊躇なく損切りする

投資で成功している人たちは皆、自分の間違いに気づいたら潔く損切りできる人たち。保有理由が間違っていた銘柄、保有理由を失った銘柄を保有し続けることは、非常に危険。

グローバルデフレに突入!今後の世界経済と日本株はこうなる!


株価指標から見て、日本株は歴史的安値水準

PBRが低くても、経営内容が悪化しているために決して割安と言えない企業が多いことも確か。しかし、その一方で経営内容がすごく良いのに非常に割安に放置されている銘柄がゴロゴロしていることも確か。

大きな危機の後に生まれた新たなトレンド

大きな危機の後には新しい潮流が生まれてくる。価値観の変化が起こり、そこから新たな経済トレンドや株式市場の流れが起こり、新たなスター株がでてくる。

まとめ

今後成長する割安な企業をいかに探せるかがポイントになる。webページ等から調査することも重要であるが、実際にサービス、商品を見ることも重要である。明確なビジョンを持ち、将来の成長を見込めるか。普段からいろいろなことに敏感になることが重要だ。また、皆が弱気の時にチャンスを探り、皆が強気になったら逆に警戒する。皆と同じスタンスでやっていても勝てないと思う。人とは異なる必勝法を見つけるのだ。

1読書1アウトプット

皆が弱気の時にチャンスを探り、皆が強気になったら逆に警戒する

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